国の特別天然記念物トキの分散飼育を手がけてきた出雲市で来年夏、初の放鳥をすることが決定しました。
放鳥は新潟県佐渡市、来年5月予定の石川県能登地域に次いで国内3ヶ所目、西日本では初の取り組みです。

トキと出雲市の関わりは、1991年、野生のトキが生息する中国の漢中市との交流がきっかけ。2004年に環境省が佐渡島以外で分散飼育の検討を始めたのを受けて、市が名乗りをあげました。
2011年から分散飼育が始まり、これまでに75羽が孵化、育てた幼鳥67羽を佐渡トキセンターに送り、野生復帰につなげてきました。
そして2022年、環境省が放鳥候補地として出雲市を選んでからは、地元で餌資源量の調査や餌場確保、環境に優しい農業などトキ放鳥に向けた取り組みを進めてきました。
関係者の方々の絶え間ない努力のおかげで今回の放鳥決定がなされたのです。改めて、関係するすべての皆さまに感謝申し上げます。

都市部と自然豊かな町並みが融合する出雲市。その大空を舞うトキの姿はヒトと自然が融合するシンボリックな存在となろうかと思います。その日を夢見て、私も微力ながら応援していきたいと思います。