きょう、戦略核弾頭の配備数や運搬手段の保有数を制限する米国・ロシア間の新戦略兵器削減条約(新START)が期限切れで失効します。
ロシアによるとアメリカ側に「一年間の延長を提案していたがアメリカ側が応じなかった」とのこと。
一方でアメリカ側は「核戦力を急激に増強する中国を含めた形にしなければ真の軍備管理の実現は不可能」(ルビオ国務長官)との立場です。

同条約は米露間に残る最後の核軍縮条約となってきただけに、米露の核軍拡競争を再燃する恐れが高まります。
私が懸念するのは、米露間は当然ながら、そこに中国や北朝鮮も交えた核軍拡競争が「世界的」に広がるのではないかということです。
中国は今現在、米露の核弾頭数には及びませんが、2030年代には米国に追いつくとの報道もありますし、北朝鮮は核保有国の既成事実化を進め、今後、核弾頭の保有数をさらに拡大させるものと思われます。

日本が置かれている安全保障環境がさらに危機的な状況に追い込まれなかねない事態を危惧しています。
アメリカの核の傘によって安全保障を保つ日本に何ができるのか。
わたしはやはりアメリカのリーダーシップに期待するしかないと感じます。中国もロシアも北朝鮮も、アメリカが主導する形での核軍縮体制ならば大きく反論はできないのはないでしょうか。またアメリカにとっても際限なき軍拡は歓迎すべきものではないはずです。

トランプ大統領をはじめ、高市総理にはさらなるアメリカとの緊密な関係を築き、新START失効後の日本が抱える安全保障について率直な意見をお伝えいただきたいと思います。
その上でアメリカも納得できるような中国や北朝鮮なども交えた世界的な核戦力の管理体制をどのように構築していくのか、日米同盟を基軸に日本側の積極的な働きかけをお願いしたいと思います。