1. ホーム
  2. 活動報告
  3. 小林一三からのメッセージ

BLOG

活動報告

小林一三からのメッセージ

24.05.08

子どもたちとGW、出雲市図書館に行き、何気なくとった本、「小林一三」の自伝漫画。

小林一三とは、ご承知のとおり、阪急グループの創設者であり、沿線沿いに住宅や、デパート、動物園、宝塚歌劇団など、初めて鉄道と街づくりを一体となって進めた人です。

小林一三の伝記本

とはいっても、本を手に取るまではそれぐらいの大雑把な知識しかなく、何となしに家に帰ってぱらぱらとめくってみました。

エリート街道まっしぐらな人生かと思いきや、意外にも意外な展開でした🤩

銀行マンとしてスタートしたサラリーマン時代は、出世もできない。。。

しかも芝居など遊び好きがこうじて、仕事もほどほどにこなす程度。

その中で小説家としての夢も破れ、挫折もあるなどなど、紆余曲折な人生だったんですね^ ^

そんな中、銀行員も辞め、ひょうんなことから舞い込んだきたのが鉄道の仕事。

「芝居のように人を喜ばせる仕事をしたい」と常々思っていた小林は、鉄道を生かした様々な事業アイデアを生み出します。

住宅ローンを日本でもいち早く取り入れ、庶民にも沿線沿いの夢のマイホームを実現。さらには、休日には余暇を楽しめるようにと、デパートや娯楽施設などを次々と整備していきます。

阪急電鉄

気づいたときには、阪急は日本を代表する会社へと成長を遂げていました。

小林の人生を垣間見たとき、ふと、親近感が湧いてきたのです😭

あの歴史に名を残す天才実業家ですら、苦難の時があり、挫折があり、決してエリート街道まっしぐらではなかったことに。

でも、その中で小林の凄さは何だったのか。

その一つとして漫画で紹介されているのが「胆大心小」の心得。細心の注意を払いながらも、行動するときは大胆に行

動するという意味。

阪急鉄道の前進となる鉄道会社を興すとき、周囲の心配や反対を押し切って、金銭面も含めてまさにすべての責任を

負う形で事業に乗り出しました。小林にとっては破産も覚悟の一大決心だったと思います。

その時の決心の源となったのは、きっとお金でも名誉でもなかったと思います。

「人々を喜ばせる仕事をしたい」という確固たる信念だったと思います。

いつでも挑戦する心を忘れない。そしてそのときは、綿密にあらゆる事態を想定し、決めたら大胆に行動する。

いつもそうありたいと思ってきたつもりですが😅、改めて小林一三氏に教えていただきました。

記事一覧に戻る