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活動報告

2月22日「竹島の日」に思う

23.02.22

今日は竹島の日。この日をどれだけの国民の方が知ってらっしゃるのでしょうか。
島根県では、18年前に竹島の日条例を制定し、その領有を取り戻す国民的世論を喚起するため、毎年この日に式典などを開催してきました。竹島とは、島根県隠岐の島から北西に157キロ離れた島。江戸時代から戦中戦後にかけ、アワビ漁など島根県民(日本国民)が漁業などを行ってきた島です。竹島は国際法上も、また古地図や当時の米国・米軍などの資料からも歴とした日本領です。


しかし、そのことを確定させるサンフランシスコ平和条約の発行前に韓国の李承晩が一方的に海洋上のラインを線引きし、竹島は韓国に実効支配されてしまったのです。
日本が再三抗議するも、武力による支配が今に至っています。日本側は3回にわたって国際司法裁判所への付託を韓国に提案していますが、すべて拒否されています(当事国どうしの同意がなければ裁判にならないからです)

今日、式典の前にあった関係者の交流会で、かつて祖父が竹島近辺で漁業をしていたという男性の声を聞きました。

祖父が竹島で漁をしていたという男性などから話を聞く様子

「当時は嬉しそうに祖父が漁の報告をしてくれていた。当然、自分も竹島は日本領だと思っていた。それなのに韓国が一方的に占領し、怒りが込み上げてくる。何よりこの問題を解決しようという国の本気度が伝わってこない」

領土問題は島根県だけでは解決できません。国が外交によって解決しなければなりません。この男性と同じ様に、私ももっと国の積極的な姿勢がほしいと思っています。北方領土と同じ様に式典の政府主催、閣僚クラスの出席など、国として領土問題は「譲らない」という強い姿勢が国民世論を喚起することにつながります。

長年、竹島問題に携わられてきた方の言葉が今も響きます。
「毎年、式典もやっているが、何も変わらんね。虚しくなるわ」
本気でこの問題を解決するにはどうしたらいいか、迷いながら活動しています。

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